平山病外来
平山病とは
当クリニック顧問の平山先生が昭和34年(1959年)に「若年性一側上肢筋萎縮症」と称して報告された病気です。一般的に「平山病」と呼ばれています。
当時、この病気の方々は、今日では神経難病に指定されている筋萎縮性側索硬化症や脊髄性筋萎縮症と診断されていましたが、詳しく診察するとそれらとは異なるいくつかの特徴を持っていることから、区別することを提言されたものです。
しかしこの病気の原因が脊髄にあり、頸を前に曲げ続けたり、それを繰り返すことが発病の誘因になることがわかったのはそれから30年ほど経った1985〜1990年頃のことです。これによって治療法も考案されるに至りました。
平山病の特徴と症状
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このような神経症状が生ずるのは、頸を前に曲げたとき、通常の人には起こらないのですが、頸髄周囲を囲んでいる脊髄硬膜管が前方へ移動して、頸髄を後方から圧迫してしまうからで、そこに循環障害が起こります。
この状態が続いたり、繰り返されると、手指に行く運動神経細胞にダメージを与えることがCT、MRI検査による研究で判りました。
この病気になる方々では、このような現象は身長が伸びる発育期に起こるようで、そこで頸椎カラー療法が考案されました。この治療法は頸を前屈する姿勢を長時間続けるような時(勉強、デスクワーク、楽器演奏練習など)に前以って頸椎カラー着用して、脊髄にダメージが加わらないようにするもので、具体的な着用法が大切です。
頸椎カラーを着用することにより、症状の進行は止まり、改善される場合もありますから、出来るだけ早い時期から治療を始めることが重要です。発病から時間が経過すると、頸を前に曲げてもこの脊髄硬膜が前方へ移動することが徐々に減少して、頸を前に曲げても脊髄を圧迫することがなくなります。症状経過を追いながら、これをめどにカラー療法を中止することになります。
ところで平山病に似ていますが違う病気がいくつかあります。それらと間違えることがないよう広く神経症状を診察した上でMRI検査をすることが大切です。
MRIでは頸が真っ直ぐな姿勢と頸を十分に前に曲げた姿勢で撮像することが不可欠です。
診察と検査の全てにはかなりの時間を要しますが、当クリニックでは一回の診療でこれら全てを終え、その日のうちに診断し、治療開始が出来る体制をとっています。それは平山先生の「早期診断、早期治療」の考えに拠るものです。
平山病外来のお知らせ
毎週水曜日午後の平山先生の顧問外来の時間帯に平山先生をはじめその他の医師による平山病のための外来があります。MRIによる2姿勢での検査、診察、治療方針の説明が一回の診療で行われ、約3時間で終了します。
お電話にて予約をお取りください。帰りの新幹線、飛行機などの出発時刻がおわかりになれば、その旨お知らせください。
| 保険診療 + 特別外来予約料として 15,750円(税込み)ご負担下さい |


